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家族がつながる家は、互いの気配を感じながら暮らす家です。そのためには、部屋は壁で細かく仕切らず、空間がどこかでつながるつくりにしましょう。そうすると、みんなで集まっているときはもちろん、それぞれが自分の時間を過ごしていても、いつでも家族の気配が感じられて心が穏やかです。
一方で、つながる空間の中にも、ほどよく見える、ほどよく見えないという、いわゆる見え隠れのメリハリを設けると、プライバシーについても具合がいいでしょう。また、空間がつながっているということは、光も届く、風が通るということでもあります。
家族のつながりをいつも感じながら育つ子どもたち。いつか巣立つときがきても、わが家で穏やかに過ごした記憶が、心のどこかに残ってくれたらうれしいですね。