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家づくりの玉手箱
シンケンの家を建築した社員が、施主・住まい手の目線でお送りするコラム集
営業・吉岡の「住まいの話」
薪ストーブ(着火)
2010年01月25日 更新
吉岡 孝樹
(営業)
つくり手たち
大阪生まれ。関西の有名私大工学部を卒業後、アパレル企業勤務を経て、総合不動産会社にて注文住宅の営業・企画・設計業務を9年半経験。その後、妻の帰省先である鹿児島で惚れ込んだシンケンに2000年に入社。

【資格】
ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)、一級建築士、宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター

焚き火などでご経験の方も多いと思いますが、薪というものは慣れるまですぐには火がついてくれません。私も最初はキャンプ用の着火剤を使っていましたが、詳しい先輩に教わってコツをつかんでからは新聞紙で火がつけられるようになりました。
世間が休日でも私はあまり家にいないので、妻や娘たちもいつの間にか『着火上手』になり、公認の『火遊び』を毎冬楽しんでいます。子供に火を使わせない昨今ではサッと薪に火をつけられる女の子って個人的にはちょっとかっこいいと思ったりします。

私はたまにDIYをするので中途半端な残材は捨てずに小さく割って『焚きつけ』に使っています。シンケンでは杉の造作材をよく使いますが、切りやすく割りやすくとても乾燥しているので『焚きつけ』には最適な材料です。
私の場合は3~4cm角で20cm位の長さに切っておいて着火時には必要に応じて手斧で割って更に細くして表面積が増えるようにして使っています。木はノコギリで切った面より割ったり裂いたりした面の方が断然火付きがよいので薪ストーブオーナーの方はこの『ひと手間』を試してみて下さい。

最近の薪ストーブはクリーンバーン方式といって吸気口が2ヶ所以上付いているものが多く販売されています。写真のわが家のストーブもそのタイプで、下部の1次吸気口は木材に直接酸素を与え燃やすためのもの、上部の2次吸気口はストーブ内で発生した煙に再度酸素を与えて完全燃焼させるためのものです。着火時は1次吸気口を全開にしてその後ろに新聞・焚きつけの木・薪という順で手前から風上→風下に並べて置いて新聞に火をつけると自然に吸気口からの空気に煽られて火が広がり移っていきます。
しっかりと燃えてきたら1次吸気口は閉じてしまうと『ハウルの動く城』に出てくる炎の悪魔『カルシファー』のように怪しくゆらゆらと揺らぐ独特の炎になります。(揺らぐ炎は動画でどうぞ! 『カルシファー』をご存知のない方は是非映画をご覧下さい)

以前、夕食の準備の時間帯などキッチンの換気扇を回したまま薪ストーブに火を入れてしまい、吸気口から逆流して家じゅう煙が充満、パニックになったことがありました。(天然木の薪が燃料なので煙に巻かれて死んでしまうことはありません)これは低温の薪ストーブは上昇気流が起こりにくく空気を吸い込む力が弱いので起こる現象で、ちゃんと火がついてストーブ本体が高温になるにつれ解消されます。冷えたストーブの着火時には換気扇は控えるか、窓を開けるなどの対策が必要になります。

 
■薪ストーブ(着火)
吉岡さん、いつもお世話になってます^^
『薪ストーブ(着火)』の最後に「天然木の薪が燃料なので煙に巻かれて死んでしまうことはありません」と書かれていましたが、知らなかったので驚いてしまいました。なぜなんでしょうか。理由も教えてもらえると嬉しいです。(冊子化おめでとうございます!)
投稿:かのやん2010-03-22 11:37:26
■Re:薪ストーブ(着火)

住宅火災による死亡の理由は、逃げ遅れによる焼死が6割となっているそうです。逃げ遅れによる死亡には、深夜火災に気づくのが遅れたケースや、就寝中に有毒ガスを吸ったため、火災に気づかないまま意識を失ったり、死亡したりし、その後焼死状態にいたったケースも多いと思われます。新建材や石油製品などと比較して薪ストーブから逆流してくる煙は有毒ガスの発生が少ないので「天然木の薪が燃料なので煙に巻かれて死んでしまうことはありません」と書きました。しかし、実際の火災現場ではいくら自然素材の木材でも状況により一酸化炭素の発生の可能性がありますので、手放しで安全ということではありません。

投稿:吉岡 孝樹2010-03-22 21:15:21
営業・吉岡の「住まいの話」

 
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